
僕は、僕と一緒に死んでくれる人をずっと探していた。だけどいつまで経っても現れやしない。
やはり独りで死ぬしかないのか──
街をさまよい歩くうちに、ふと、見知らぬ路地に入りこんだ自分に気がついた…
俺の野望を聞いてくれ。それはな、世界一の大金持ちになることだ。
借金取りに追われる俺は、とある情報屋から、どんな願いでも叶えてくれる「ふしぎ工房」の話を仕入れた。そしてまんまとそこへもぐりこみ、叱咤する老人を尻目に「大金持ちにしてくれ」と注文書に書きつけた。
街で適当に入ったパチンコ屋。溢れかえる騒音とともに俺を待ち受けていた運命は…
街並みが冬景色へと変わっていく。もうすぐクリスマスだ。
今年こそ素敵なイヴを過ごせますように……
ある夜、帰宅途中の僕は「ふしぎ工房」へと迷い込んだ。老人がひとり店番をしている怪しげな空間。しかし、「ここでは幸せを売っている」そんな言葉に思わず「淋しいんです」と本音が口をついて出た──
夢の中では正義の味方。でも、現実には冴えない妄想女子。それが「私」だった。
でも、今日からは違う。
どうしてって? それはね、猫を拾ったからなんだ。
私の願い事を、何でも、すぐに叶えてくれる黒猫を……!

看護師になって、幼い日の約束を果たしたつもりになっていた。
不治の病を抱えた親友の「彼女」と再会するまでは……
「彼女」の命を救おうと決意する「私」
しかしその先に待っているのは……