Smiling Cafe - 川上まほえ


	4月１０日 - 黒い第六感
	先日、怖いことがあった。おうちのバスルームで、顔を洗っていたら、背後の鏡に、なんだか誰かが通り過ぎたような気がしたの。振り向いたら、もちろん誰もいなくて、ぞぞぞっ。もしや、これが、ちまたでいう第六感というものなのかしらん？！とか心配していたところ、夜中に今度はトイレに行きたくなって、怖かったけど、仕方なくノソノソとバスルームへ。便器に腰掛けようとした瞬間、また、いやーな、黒い予感、黒い視線が。。。思い切って、右を振り向くと！「ぎゃーっっ！」なんと床のコーナーに、グレーの、ねずみさんがいるではありませんかっ。弱っているらしく動けないでいるチューチューに、じっと見つめられた私は、取りあえず、悩んでしまった。どうしよう。しかし、こうして、私の家を傍若無人に荒らしていたねずみ君は、無事ごようとなって、逮捕されたのである。そんなつぶらな瞳で、見つめたって、私のダイエット用に買ったトウモロコシを２本もカジリ、ホットケーキの粉の袋を食いちぎって、キッチンを粉だらけにし、バスルームのカーペットをかじって、二つもまん丸な穴をあけて、うー、その他もろもろの罪で、こうなったら現行犯逮捕である。よく調べたら、シャワーのパイプの下に、穴が空いていて、そこを玄関にしていたらしい。その穴には、バケツで３杯も砂利が入ってびっくりした。このイギリスには、ゴキブリがあまりいないのですが、寒いので、冬の間は、ネズミが、よくおうちの中に温まりにくるらしい。なあーんだあ、やっぱり、私には、第六感が欠けているのね。怖がりな私は、ちょっぴりほっとした。よかった。